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法定耐用年数を信頼していいの?

ずいぶん以前の話ですが。

固定資産の除却等は通常、特別損益項目として表示されますね。特別項目は「臨時」「多額」の費用ですので、普通はこうなります。

毎年固定資産除却損が発生している会社の評価について、私の後輩がこのようにいいました。

「毎年発生しているため臨時というよりは恒常的ですので、営業外項目としたほうがいいのではないでしょうか」

これに対して、上司も賛同しておりました。

これは決算書の表示上の問題ではなく、会社評価上の問題でした。つまり、経常利益がそれだけ多く計上されている→収益力が過大評価される、という問題です。

これに対して私は違和感を覚えました。どういうことかというと、問題の本質は

「実際に使用している耐用年数(法定耐用年数)が長すぎること」

に尽きるものだということ。ですので、本来ならば耐用年数の見直しを指導すべきではないか、というのが最初に思ったことです。

もちろん、会社評価上の問題ですのでこの後輩の指摘は間違いないと思っていますが、どうも発想が税理士特有というか、「有税償却なんか面倒だ」というのが根本にあるような感じがします。私が当事者であっても同じです、面倒ですから。

経営者もえてして同じですよね。経費にならないのに(税制メリットがないのに)わざわざそんなことしなくてもいいだろうと。

しかし会社の業績を適切に図る上では、法定耐用年数によるのではなく、個々の資産の見積耐用年数で減価償却をしていくべきでしょうね。毎年除却損が出るのであれば。

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